卒業式の袴にブーツを合わせたいけれど、手持ちのブーツが編み上げじゃないから大丈夫かな、とモヤモヤしていませんか。小学生のお子さん用の靴を考えている方だと、ヒール低めで安全なものを選びたい気持ちも強いですよね。
さらに、しまむらやGU、ユニクロなど身近なお店でどこで買うのがいいか、普段使いのブーツをそのまま袴に合わせてもいいのか、白のブーツは派手にならないか、ブーツの長さや高さのおすすめは?など、考えれば考えるほど分からなくなってくるかなと思います。
このページでは、袴のブーツは編み上げじゃないと変なのかという疑問からスタートして、小学生から大人までの安全な選び方、ヒール低めで歩きやすい一足のポイント、しまむらやGU、ユニクロでの探し方、そして普段使いブーツを上手に活かすコツまで、私なりの視点で分かりやすくまとめました。あなたが「これで安心して当日を迎えられそう」と感じてもらえるように、順番にお話ししていきますね。
- 袴に合わせるブーツは編み上げじゃないとダメなのか
- 年齢別に失敗しにくいブーツの形と長さ
- しまむらやGUやユニクロなど量販店での探し方
- 普段使いブーツを袴コーデに活かす具体的なコツ
袴のブーツは編み上げじゃないとダメ?

まずは一番気になる「編み上げじゃないブーツってアリなの?」というところから、マナーと見た目のバランスを整理していきます。この章では、袴に合うブーツの全体像と、年齢やシーン別にどんなタイプが選びやすいかをイメージできるようにしていきましょう。
おすすめは?徹底解説
袴にブーツを合わせるとき、よく「袴 ブーツ 編み上げじゃないのはおかしいですか?」という相談を目にします。結論から言うと、袴のブーツは編み上げじゃないとダメ、という決まりはありません。大事なのは、ブーツ単体ではなく全身のバランスです。
私が袴ブーツのおすすめは?と聞かれたとき、いつもお伝えしているのは次の3つのポイントです。
- 色が落ち着いていること(黒・ダークブラウン・グレーなど)
- つま先〜甲のラインがすっきりしていて、装飾が多すぎないこと
- ヒールが太めで安定していること
いわゆる“袴用ブーツ”として売られているものは、この条件を満たしやすいだけであって、必ずしも専用品でないといけないわけではありません。
プレーンなショートブーツやサイドゴアブーツ、編み上げ風でも普段使いしやすいブーツなら、袴にも十分対応できます。
袴以外の着物と靴の組み合わせ方をもっと幅広く知りたい場合は、着物の靴を選ぶ基本と場面や男女別にこだわったコーデ術も参考になります。和装とブーツの相性を考えるときの軸が分かりやすいですよ。
小学生が選ぶときのコツ

小学生の袴ブーツについては、見た目よりも安全性と歩きやすさが最優先です。特に卒業式は立ち時間・歩く時間が長くなるので、履き慣れない靴だと途中で足が痛くなってしまうこともあります。
小学生向けブーツで意識したいポイント
- ヒールは低め(目安として0〜2cm程度)
- 足首がしっかり隠れるショートブーツ
- ファスナーや面ファスナーで自分で脱ぎ履きしやすいこと
- サイズはぴったり〜少し余裕程度で、大きすぎないこと
色は黒やダークブラウンなど落ち着いた色が合わせやすくて安心です。派手な色や、厚底で重い靴は見た目のインパクトが強すぎたり、つまずきやすかったりするので、小学生にはあまりおすすめしません。
ヒールの高さやデザインについては、学校側の案内や校則によって判断が分かれることもあります。
「OKと思って買ったのに当日NGと言われた」という事態を防ぐためにも、事前に配布物を読み直したり、心配なら先生に確認しておくと安心です。
安全面や足のトラブルが気になる場合は、最終的な判断をする前に、靴売り場のスタッフや医療の専門家にも相談してみてください。
長さの目安

同じブーツでも、筒の長さによって袴との相性が大きく変わります。長さの目安を知っておくと、試着のときに失敗しにくいですよ。
おすすめの筒丈はショート〜ミドル
袴に合わせやすい長さは、くるぶしが隠れる程度〜ふくらはぎの下あたりまでのショート〜ミドル丈です。ブーティのようにくるぶしが大きく見えてしまうタイプは、足首だけが強調されてバランスが取りづらいことがあります。
逆に、膝近くまでくるロングブーツは、袴の中で生地と干渉してもたつきやすく、暑さや動きにくさの原因にもなりがちです。
「足首がすっぽり隠れて、膝下まではこないくらい」をひとつの目安にすると選びやすいかなと思います。
袴の丈とブーツの長さのバランスについては、袴を横から見たら姿が崩れる原因と正しい対策について徹底解説でも詳しく触れています。横から見たときにきれいに見えるコツが分かるので、合わせてチェックしてみてください。
白で合わせる注意点

白のブーツは、淡い色の袴やレトロ柄の着物と合わせるととても映えます。写真にも残りやすいので、ティーン世代を中心に人気が高まっているなと感じています。ただ、その分コーディネート全体のバランス調整が少し難しくなります。
白ブーツをきれいに見せるコツ
- 半衿・重ね衿・帯・髪飾りのどこかに白やアイボリーを入れる
- 袴が濃い色だけの場合は、小物で白をリピートしてつなげる
- 真っ白が不安なら、アイボリーや薄ベージュも候補にする
ポイントは、足元だけが真っ白で浮かないようにすることです。どこか一か所でも白をリピートしておくと、全体で見たときに「白が馴染んでいる」印象になります。
白いブーツは汚れが目立ちやすく、雨や雪の日は泥はねも気になります。天候によっては、防水スプレーやレインカバーなどの対策が必要になることもあるので、心配な場合は靴屋さんなど専門家に相談してケア方法も確認しておきましょう。
ここでお伝えしている内容はあくまで一般的な目安なので、最終的な判断はご自身で行い、正確な情報は各商品の公式ページでチェックしてください。
ヒールは低めが安心

袴姿は歩幅が自然と小さくなり、階段や段差でも足元に気を遣います。そこで重要になってくるのがヒールの高さです。普段なら余裕の高さでも、袴だと歩きにくく感じることが多いので、ヒールは低めをベースに考えると安心です。
ヒールの高さの目安
- 小学生〜中学生:0〜3cm程度のヒール低め
- 高校生〜大人:3〜5cmの太めヒールまでが現実的
スタイルアップだけを狙って細くて高いヒールを選ぶと、当日の移動や写真撮影のときに足が悲鳴を上げてしまうこともあります。「一日中履いても大丈夫そうか」を基準に選んであげると、結果的に笑顔の写真も増えますよ。
振袖でもブーツを合わせてみたい方は、振袖にブーツはありえないのは嘘!現代的なコーディネートの秘訣も読んでおくと、ヒールの見え方やバランス感覚がつかみやすいと思います。
足や腰に不安がある方や、普段ヒールを履き慣れていない場合は、必ず事前に同じ靴で家の中や近所を少し歩いてみてください。
痛みや違和感が強いときは無理をせず、医療の専門家や靴のフィッティングに詳しいスタッフに相談したうえで判断することをおすすめします。
袴のブーツが編み上げじゃない選び方

ここからは、「じゃあ実際にどのブーツを選べばいいの?」という実践編です。しまむら・GU・ユニクロなど身近なお店でどこで買うか、普段使いのブーツを活かすか、新しく買うかなど、具体的な選び方をイメージしやすいようにお話ししていきます。
どこで買うべき?

袴用のブーツを探すとき、「どこで買うのが正解?」と悩む方は多いです。実は、“袴用”と書いてあるお店に限定する必要はありません。条件さえ押さえておけば、一般的な靴屋さんや量販店のブーツでも十分きれいに決まります。
主な購入候補とそれぞれの特徴
- ショッピングモールの靴専門店:サイズ展開が豊富でスタッフに相談しやすい
- しまむら・GU・ユニクロなど量販店:価格を抑えつつトレンドも取り入れやすい
- オンラインショップ:デザインの選択肢が多く、自宅で試し履きできるケースもある
どこで買うか迷ったときは、試着できるかどうかを基準にすると失敗しにくいです。特に、小学生や普段ブーツをあまり履かない方は、足幅や甲の高さとの相性が大切なので、一度は実物を履いてみるのがおすすめですよ。
ネット通販を利用する場合は、返品やサイズ交換のルールがショップごとに違います。購入前に「サイズ交換可」「返品条件」などを必ず確認し、正確な情報は各ショップの公式サイトでチェックしてください。
しまむらで探すときのポイント

しまむらは、価格を抑えながらもトレンド感のあるブーツが多く、袴ブーツをしまむらで探す方もかなり多い印象です。小学生から大学生まで、家族で一緒に見に行きやすいのも嬉しいポイントですよね。
しまむらで見ておきたいポイント
- 色:黒・ダークブラウン・グレーなどベーシックカラー中心に見る
- デザイン:ベルトや金具が少ないプレーンなショートブーツ
- ヒール:フラット〜3cm前後の太めヒール
店頭のポップに「普段使い」「カジュアル」と書いてあっても、落ち着いたデザインなら十分袴に合わせられます。
普段着との相性も良いブーツを選んでおくと、卒業式のあとも長く活躍してくれるので、コスパの面でもおすすめです。
GU製でコーデを組む

GUは、トレンド寄りのデザインが多く、若い世代の袴ブーツ選びでも「まずGUを見る」という方が増えています。価格的にも挑戦しやすいので、選び方のポイントを押さえておきましょう。
GUで袴に使いやすいブーツの特徴
- 厚底すぎない(極端なプラットフォームは避ける)
- チェーンや大きなバックルなど装飾が控えめ
- サイドゴアやサイドファスナーのシンプルな形
GUのサイドゴアブーツは、足首まわりがスッと細く見えやすく、袴の裾から少し見えたときにもバランスがきれいです。
基本は黒を選びつつ、袴や着物がベージュ系・くすみカラーの場合はブラウン系も選択肢に入れてみてください。
鏡の前で横から見たときに、「足元だけ重たく見えないか」「ヒールの高さにムリがないか」をチェックするのがおすすめです。
気になる場合は、同じデザインでもよりヒールが低めのものに切り替えると、一気に歩きやすくなります。
ユニクロ製のは合うのか?

ユニクロは、ベーシックで履きやすい靴が多く、袴との相性も悪くありません。シーズンごとにラインナップが変わるので、その年のデザインをしっかり見極めるのがポイントです。
ユニクロでチェックしたい点
- 無地でシンプルなデザインかどうか
- ロングブーツよりショート〜ミドル丈かどうか
- ソールがカジュアルすぎないか(ゴツすぎないか)
実店舗が近くにある場合は、膝下丈のスカートなどを履いて行き、鏡の前で袴を着たときの長さをイメージしながら選んでみてください。
オンラインで買う場合は、レビューから「大きめ」「小さめ」などの声をチェックしつつ、最終的なサイズ選びは必ずご自身の判断で行ってくださいね。
普段使いブーツを活用

「せっかくなら卒業式だけじゃなく普段使いもしたい」「すでに持っているブーツを活かしたい」という方も多いと思います。条件さえ合えば、普段使いのブーツを袴に合わせるのは十分アリです。
手持ちブーツのチェックリスト
- 色がベーシック(黒・茶・グレーなど)
- つま先が極端に尖っていない
- ヒールが細すぎず、高さも無理のない範囲
- キズや汚れが目立ちすぎない
この条件を満たしていれば、インソールで履き心地を調整したり、クリームでお手入れしてから使うだけでも、袴用として十分活躍してくれます。普段から履き慣れている靴なら、当日も足が痛くなりにくいのが大きなメリットです。
普段着と着物をミックスしたコーディネートが気になる方は、メンズ向けですが発想のヒントになる着物にブーツを合わせる40代メンズ必見!季節別スタイル完全ガイドも面白いと思います。和洋ミックスの足元バランスの考え方は、袴にも応用できますよ。
袴に編み上げじゃないブーツのコーデを総括
ここまで、袴 ブーツ 編み上げじゃないというテーマで、色々なパターンを見てきました。最後に、考え方の軸をもう一度まとめておきますね。
袴のブーツは、編み上げじゃないとダメということは全くありません。むしろ大切なのは、「シンプルで落ち着いたデザインか」「袴の長さとブーツの長さのバランスが取れているか」「ヒールが低めで一日歩いても大丈夫そうか」という3つのポイントです。
小学生ならヒール低めで安全に歩けるかどうかを最優先に、大人なら無理のない範囲でスタイルアップできる太めヒールを選ぶのがおすすめです。
しまむらやGU、ユニクロなど身近なお店でも、条件を押さえれば十分素敵な一足が見つかりますし、普段使いのブーツを活かすのも良い選択肢だと思います。
「袴のブーツは編み上げじゃないとおかしい」と思い込む必要はありません。あなたやお子さんが安心して歩けて、写真を見返したときに「このコーデ好きだな」と思える一足を選べば、それがいちばんの正解かなと感じています。
この記事の内容は、あくまで一般的な目安と私自身の経験に基づいたものです。実際の校則や式場の雰囲気、足や体の状態によって最適な選び方は変わりますので、最終的な判断は必ずご自身で行ってください。
気になる点がある場合は、学校や式場、靴の専門店、必要に応じて医療の専門家にも相談し、正確な情報は各公式サイトや案内文書で確認するようにしてくださいね。

